
Milano Design Week 2026 ご報告④
展示空間の各社のステージに展開した「technique wall」と「Kawaguch-air」の紹介です。
それぞれの卓越した技術を可視化したインスタレーションは来場者を魅了しました。
まずはレーザーカットと折曲げとレーザー溶接でどんなデザインも素早く形にしてしまう技術の「かねよし」。
真鍮の板が部分的にくり抜かれ、切り出され、徐々に立方体が生み出される様子は光沢とバイブレーションのコントラストも魅力的で、難易度の高いデザインを見事に再現しました。「orisu」スツールも艶やかに存在しています。

次は大きな鋼板やH鋼など、建築に欠かせないR曲げ加工ならどこにも負けない、職人技の光る「フジテック」。
連立するアルミのフラットバーが、ロッキングする「yurari chair」の軌跡を波紋のようなグラフィックで表現され、細かな隙間も丁寧に制作しています。

どんな金属も華やかに艶やかに変化させる特殊研磨や特殊印刷、そして特殊塗装の技術を持つ「新光ステンレス研磨」。
2B材と言われるステンレスの素材そのままの板から、徐々にバイブレーションや磨きをかけ、そして更に特殊研磨や特殊印刷を施して、見たこともないような金属の表情を生むメタモルフォーゼを表現しています。「ameagari pool」はミラノの景色を艶やかに映し出し、インスタレーションでは来場者の笑顔を映し出しています。

金属で行う様々な特殊造形に対して設計から制作そして施工まで、建築に関わる金属加工についてはオールラウンドに対応する「マエダ」。
通常使うH鋼や丸パイプ、窓やドアに使われるアルミの押し出し材などの生な素材を、グリッド状に枠に収め、そこから生み出される造形物としての鷲や蜂を工芸職人のような技でディスプレイ。「waku waku」も大評判で多くの購入希望がありました。

網の加工に特化し、網にまつわるレーザーカットや曲げ、溶接などを得意とする「小貫金網」は、今回ミラノ初出展。様々な網の種類と溶接技術を披露するテクニックwallは、透過性のある網の特徴を活かし、借景が可能になるようなインスタレーション。そしてKawaguch-airシリーズ新作の「fog rock」と「fog clock」も透ける美しさや浮遊感に加え、軽量で丈夫な点や落とす影も大きな魅力です。

